悲哀をポップに描く「グランド・ブダペスト・ホテル」

早着替えをしているようなスピードで展開されていく物語に、おどろくほど豪華な出演陣。「おとぎの国」と呼ぶにふさわしい空間に映し出されるシンメトリーな画面構成は、もはや芸術なみと言えよう。

悲哀を感じさせつつも、どこかポップでチャーミングな世界。エンドクレジットのしかけのおかげで、最後はものすごいハッピーな気持ちになった。まるで魔法にかけられたみたい。

ウェス・アンダーソン、最高。