まなざしの先にあるもの

昨日から長野ロキシーでも公開が始まった映画「あなた、その川を渡らないで」。
結婚して76年(!)、98歳の夫と89歳の妻の1組の夫婦を追ったドキュメンタリー。

タイトルからすでに想像が付くように、98歳の夫が死に向かうまでの姿を追ったもので、
人はわずか数カ月でこんなにも衰えてしまうのかとおどろくほど、体は黒ずみ、やせ細った姿に胸が痛んだ。
誰もが行きつく最期を受け入れようと少しずつ準備し、
ただひたすらに夫を見つめ続ける妻のまなざしには、
夫婦とか、男と女とか、そんな枠なんてもう無いように感じた。

ともに寄り添って生きようと決めた、他人同士。
結婚するとか、夫婦になるとか、
私にはまだよく分からないけれど。

もし私がパートナーを得ることができたら、
私が先に逝くのではなくて、相手を見届けたい。

そんなことを思った。